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発行 彦根商店街連盟 |
編集 彦根商店街連盟広報部会 |
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「ういろう」は漢字では「外郎」と書き、その名称は中国伝来、薬を扱う官職名がその由来だという。
全国的に有名な「青柳ういろう」の種類は10種と聞いている。彦根の小林製菓舗のそれは、12種。
「マロンういろ」「抹茶小豆」「しそういろ」「ニッキういろ」「蜜柑ういろ」「白砂糖水無月」「コーヒーういろ」「よもぎういろ」「胡麻ういろ」、スタンダードの「三色ういろ」である。多分、12種とも全部を食べた経験のある人は少ないに違いない。人気はしそと胡麻で、若い人には蜜柑ういろが好評らしい。
一度、「彦根ういろ」12種を、是非、ご賞味あれ……。
ところで、小林製菓舗のそれは、単なる「ういろう」ではなく「彦根ういろ」ふるさとの味と記され、オリジナルの名物となっている。小林製菓舗の創業は昭和15年、何時の頃から名物だったのか、何故「ういろう」ではないのかはちょっと解らない。
青柳という古い地名が彦根にあったことは確かだ……。「彦根ういろ」の謎解きもまた楽しいかもしれない。 |
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